グリザイアの楽園

 グリザイアの楽園をクリアしました

 

 全三部作の締めなだけあって素晴らしい内容でした。

 

 あらすじとしては、雄二の過去編で出てきたオスロとの、政治的な取引用の駒として使うため国に捉えられてしまった雄二を美浜の5人が救い出そうとする話です。

 

 やはりグリザイアシリーズはこの5人の掛け合いが良いですね。雄二不在でどんな感じになるのか想像もつきませんでしたけど予想を遥かに超えてくれました。まぁ今作はそのかわりをタナトスが担っていましたが。タナトスっていうのはスーパーAIみたいなもんなんですけどいろいろあって雄二奪還に協力してくれています。というか雄二奪還計画が成功したのはほとんどこいつのおかげです。もっとも、実行に移した彼女たちがいなければ計画自体が存在しなかったわけですから一概にそうとは言えないかもしれないですね。由美子は計画実行時、システムの大半を奪われていたタナトスに代わって皆に指示を出していましたし、蒔菜は護衛車両の狙撃、幸はその車両への強襲、天音はその後の逃走車両の運転、みちるは…それまでのムードメーカー的な。みちる、計画実行時なにしてたんだっけ…まぁアフターである意味一番重要な役を担ってるんですけどね。奪還したあとも雄二の海兵隊時代の仲間やJBが協力してくれます。本当に愛されてますね。タナトスがちゃっかりポチってた戦艦に一旦身を置きますが、決着を着けるために単身でオスロの巣へ乗り込みます。ここの雄二マジで化け物でした。強すぎ。僕の記憶だと何発か弾食らってましたし切られたりしてた気がするんですけど普通に暴れまわってたんですよね。オスロとの最終決戦でも腹に日本刀ぶっ刺されたのに生きて帰ってきますからね。流石に笑っちゃいましたね。

 

 とにかく、三部作の締めとしては申し分ない出来でした。

 

 あと楽園アフターですね。雄二がオスロとの戦いへ出向いたあと、美浜の5人は生前麻子が購入していた無人島で雄二を待ちます。美少女5人だけが住む、この島の名前は「グリザイア島」。まさに”楽園”ですね。アフターでは例によってセックスシーンのオンパレードなんですがここでさっき言ったみちるの重要な役割というのが分かります。まぁ簡単に言うと雄二の子を孕んでしまうんですね。次回作に繋がりそうな匂いがしますね。

 

 それと、雄二が美浜に来る前の話も読むことが出来ます。意外と変わりない生活を送っていたようです。

 

 とまぁこんな感じでグリザイアシリーズを完走してしまったわけですが、なかなかに楽しい1ヶ月を過ごさせてもらいました。別段哲学的だったり社会的な内容だったわけではないんだけれど、純粋に話として楽しめました。

 

 続編の情報もあるみたいですし楽しみに待つとしましょう。

 

 それでは。